その後、栞を生徒会室に返して”俺”はまたソファに座った。

「ふーん……まぁ、まだ栞のことは知る必要があるな。」

 こんなに面白いこと、今までなかったからやっぱり楽しみだなぁ……。

 でも神々の警護もあるだろうし、迂闊には近づけないか。

 ま、生徒会役員になってくれたんだから、もう少し仲良くなれるとは思うかな。

「ふふっ、あー……本当に変な人間だなぁ……。」

 俺は一人の部屋でクスっと笑みを浮かべ、口角を上げた。