最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 もう聞きたい事は聞き終わったからね、大丈夫だよ。

 柊木さんは僕の言葉に拍子抜けした顔をしているけど、すぐに真剣な表情へと戻した。

 まだ何か言われると思っているのかな……?

 僕はそう考え、ここに呼び出した理由をざっくりと柊木さんに説明した。

「急に呼んじゃってごめんね。少しだけ君とお話したかったんだ。」

 そう、少しだけ確認したかっただけ。

 その時、ある事を思いついて柊木さんに耳打ちした。

「あっ、そうだ。……柊木さん。」

「はい?」

「会長さんじゃなくて、名前で呼んでくれない?堅苦しいの好きじゃなくて。」

 他のみんなにも下の名前で呼び捨てで呼ばれているから、いつしか堅苦しいのは嫌いになってたから。

 自己中だな、なんて思いながらも柊木さんは少しだけ唸った後、こう言ってくれた。

「じゃあ……天さんって呼んでも良いですか?」

「うん、それでいいよ。僕も君のこと、栞って呼ぶから。」

 もう少し君のことを知らないといけないのは確かなんだし、仲良くなっておく事に越したことはない。