最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 ……よし、これも仕掛けてみるか。

 僕はあの事を切り出そうと、ゆっくりと口を動かした。

「君がね、魔術師の元宮神菜に似ているんだ。」

「……っ。き、気のせいじゃないですか……?私が似てるわけないじゃないですか……。」

 僕もそうだとは思ってる。だって元宮神菜にはどうやっても会えなかったんだから。

 それに言動が似ているだけで、関係があるとは断定できない。

 それでも、柊木さんに違和感を感じてしまってならなかった。

「うん、僕もそう思ってるんだ。だけど……たまに君が、元宮神菜と重なるときがあるんだよね。」

 本当にたまになんだけど、重なって見える時がある。

 絶対に違うって分かってる。柊木さんと元宮神菜は別だって、理解はしてる。

 ……だからこそ、そう思う理由が分からない。

 目の前に居心地が悪そうに座っている柊木さん。

 柊木さんはその空気に耐えられなかったのか、おもむろに口を開いた。

「あ、あの……会長さん、そろそろお仕事に戻っても……。」

「ん?あぁ、良いよ。」