最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 それに柊木栞……心なしか元宮神菜に似ている気がする。

 元宮神菜。それは今、俺たちが必死になって探している人物。

 天界のバランスが崩れてきていて、それをなんとかさせないといけない。

 それで元宮神菜を一生懸命探しているけど……見つかるどころか手がかりも一切見つからない。

 今どこにいるのかも、何をしているのかも……全く分からない。

 夕弥にも情報収集を任せているけど、さっぱりらしいし……。

「本当に、大変なことになったかもね。」

 元宮神菜のこともそうだけど、柊木栞のこともそうだ。

 あの人間、きっと何かを隠してる。それは直感でなんとなく分かっている事。

 まぁ結局、その何かが分からないから面白いんだけど。

 謎な人間が生徒会入り。……面白いことが起きそうな気がする。

「なんか、楽しそうな予感がするっ……。」

 俺は一人の会長室で、そうクスっと笑みを零していた。



 やっぱり……彼女には何かあるね。

 そう確信したのは、生徒会役員もとい……”Fort(フォート)”の幹部たちに気に入られた時。