最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 よっぽど、彼女にぞっこんだってわけか……。

 創は、こうやって無害な顔をしているけど、きっと本性はどす黒いんだろうなぁ……。

 そんなことをぼんやり思いながら、有無を言わさせない創にはぁ……とため息を吐く。

「うん。僕も彼女のことは気になっているし、柊木さん自身が良いって言ってるんだったらいいと思うよ。夕弥も世妖も都真も……柊木さんのことは興味があるようだし。」

「そうですか。なら、良かったです。」

 良かったですって……了承させる気しかなかったでしょうに。

 創はそんなことを言って、会長室から出ようと踵を返す。

 そんな時、不意に創は振り返って僕に鋭い視線を投げてきた。

 嫉妬心が混じっている、刃のような視線。

 うわぁ~……創もこんな顔できるんだね~……。

 なんて、他人事のように捉えながら創の言葉に口角を上げてしまう。

「絶対、栞さんのことを好きにならないでくださいね。」

「独占欲強すぎでしょ。創ってそんな奴だったっけ?」

「ふふっ、それは知らなくてもいいと思いますよ。では、失礼します。」