最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「き、気のせいじゃないですか……?私が似てるわけないじゃないですか……。」

「うん、僕もそう思ってるんだ。だけど……たまに君が、元宮神菜と重なるときがあるんだよね。」

 ……な、なんか会長さん、やたらとこの話を伸ばしたがってる……?

 魔術師としての私のことを話している今、とても必死な様子な感じが見て取れる。

 もしかして、会長さんも私を探してるんじゃ……。

 そう考えるとここにいるのは、結構危険だと思ってしまう。

「あ、あの……会長さん、そろそろお仕事に戻っても……。」

「ん?あぁ、良いよ。」

 一か八かで会長さんに仕事の話を持ち掛けると、会長さんは思ったよりもあっさり解放してくれた。

 え……こんなあっさり……。

 もう少しだけ粘られるのかと思っていて身構えていたから、つい体の力が抜け落ちそうになる。

 会長さんは相変わらずな笑みを浮かべ、上品な佇まいでゆっくりとこう言った。

「急に呼んじゃってごめんね。少しだけ君とお話したかったんだ。」

 そう言いながら会長さんは扉を開け、生徒会室へと私を帰してくれた。