最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「ふふっ、じゃあ栞先輩って呼ばせてもらいますねっ!」

 都真君はそう言ってえへへと可愛らしく笑った。

 それにつられて私も頬が勝手に緩んでしまう。

 これだけで嬉しくしてくれるなんて、私もとっても嬉しいっ……。

「都真、ちょっと来てください。」

「え?はーい!」

 その時、都真君が創さんに呼ばれて席を立って創さんの元へと向かった。

 よし、そろそろ仕事しなくちゃ……!

 そう考えてパソコンを操作しだしたとき、何かが私をぎゅーっと強く抱きしめてきた。

 ま、まさかっ……。

 ある一つの可能性が頭に浮かび、恐る恐る後ろを振り向く。

 そこには案の定、私に抱き着いている皇先輩がいた。

 今来たのか、通学バッグを傍に置いて立ったまま私をぎゅっとしている。

「す、皇先輩……?ど、どうされましたか……?」

「抱き枕……。ちょうどいい……。」

 先輩に問いかけてみても会話になっていなくて、どうすればいいかと焦ってしまう。

 す、皇先輩っ……これじゃあお仕事できませんっ……!

 そう思った瞬間、皇先輩が勢いよく誰かに剥がされた。