最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「あの、柊木先輩……。」

「ん?どうしたの?」

 白風君は言いにくそうな、そんな顔で口を開閉させている。

 だけどすぐに、意を決したのか口をゆっくりと動かした。

「先輩、僕のこと……名前で呼んでくれませんか?年下なのに苗字って、なんだか変な感じがするんです。」

 た、確かにそうかも……。

 皐月君の時も最初は苗字だったけど、やっぱり年下だから名前呼びしたほうが良いのかな。

「うん、分かったっ!」

 だけど私ももっと白風君と仲良くなりたいし、その第一歩だと思えばいいよねっ!

 私はそう考え、笑顔を浮かべて大きく頷いた。

 でもまだ、白風く……都真君は何かを気にしている様子。

 どうしたんだろうと思い、首を傾げていると都真君はこんなことを口にした。

「ぼ、僕も先輩のこと……名前で呼んでいいですか?」

「えっ?う、うんっ!良いよっ!」

 むしろ私も、そっちのほうが距離を感じなくても済むからいいかもしれない。

 私がそうやって返事すると、都真君は嬉しそうに顔をぱあっと輝かせた。