最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 その直後、はっと我に返ったのは一瞬で顔を遠ざけた創さん。

「……っ、ごめんなさい。近すぎましたね……。」

「い、いえ……それは大丈夫なんですが……。」

 創さんは最近、顔を赤らめていることが多い。

 理由は分からないけど、もしかしたら風邪の引き始めかなと勝手に私は思っている。

「創さん、あんまり思いつめずに適度に休息は取ってくださいね?」

 風邪になる前に対処しておかないと、悪化しちゃうし……。

 私は創さんにその事を伝えて、創さんの邪魔にならないようにそそくさと生徒会室を後にした。



 教室に向かい、いつものように挨拶しながら三人のところに行く。

 だけどその時、校内放送が辺りに鳴り響いた。

《みんなおはよう。生徒会長からお知らせだよ。》

 ……なんだか、嫌な予感がする、なぁ……。

 そんなことを思っていた途端、所々から黄色い歓声が聞こえてきた。

「キャー!朝から天生徒会長の声が聴けるなんて……!今日一日頑張れるっ……!」

「はぅ……いつ聞いても生徒会長のお声は素晴らしいっ……。」