私が入ることで少しでも、皆さんの負担を減らせれたらいいなって思っただけ。

　興味もあったけど、それ以上でもそれ以下でもない。

「そうですか……。神菜さんはやっぱり優しいですね。」

「や、優しいってわけじゃ……。ただ本当に、そう思っただけです……！」

　優しいって言葉は、私にはもったいなさすぎる言葉だと思ってる。

　それに私は生徒会ではあと入りなんだから、あそこまで皆さん優しくしなくても……。

「だけど……あと入りなんて、他の役員さんが納得してないんじゃ……。」

　やっぱり、そのことが気になって仕方がない。

　会長さんは歓迎してくれたけど、他の皆さんがどう思ってるか……。

　恐る恐るその事について聞くと、創さんは大丈夫だというように微笑んだ。

「神菜さんは心配性ですね。大丈夫ですよ、気にしなくても。皆さんも歓迎してますから。」

「そ、そうだったら良いんですが……。」

　こんな中途半端な時期に加入は皆さん納得しないと思っていたけど、私が思っている以上に生徒会の皆さんは優しいのかもしれない。