その後、皆さんは解散して今は創さんに説明を受けているところ。

「神菜さんには主に書類仕事をしてもらいます。内容はこの前手伝ってもらったものと似たようなものなので安心してください。」

「分かりました、頑張りますっ！」

　生徒会に入ることになったんだから、やるべきことをしっかりやりたい。

「創さん、説明してくださってありがとうございますっ！」

　わざわざ説明してくれて、創さんも皆さんもやっぱり優しい。

　満面の笑みを浮かべて創さんにお礼を言うと、創さんも同じものを返してくれた。

「いえ、これくらいは当然のことです。……ですが、神菜さんはどうして生徒会の勧誘を受け入れてくれたんですか？あんなに無理やりのような感じで勧誘してしまったのに。」

　創さんは申し訳なさそうな、不思議そうな顔で私にそう尋ねてくる。

　どうして受け入れたか……。うーん、そうだなぁ……。

「創さんの仕事量を見た時、大変そうだなって思って……。私が入れば皆さんの負担も少しは減らせるんじゃないかって思っただけです。それに少し、興味もありましたし……。」