最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 ふふっ、なんだか皇先輩って、可愛い人なんだな……。

 三年生さんのはずなのに、年上には見えなくて甘えん坊さんみたいだ……って、これは失礼だ。

 そんなことを思いながらふふっと笑みを零していると、会長さんが心配そうに声を発した。

「柊木さん、後もう一人生徒会庶務がいるんだけど……まだ来ないんだよね。ごめんね。」

「いえっ、全然大丈夫です……!」

 会長さんが謝ることではないし、むしろこっちが謝らなきゃならない。

 だって生徒会活動外なのに、私が入ることになって皆さんを呼ばせてしまったんだと思うから……。

 そんな申し訳なさが募って、こっちこそごめんなさい……!と心の中で謝る。

 その時、勢いよくバンッと生徒会室の扉が開く音が後ろから聞こえた。

「はぁ、はぁ……会長ごめんなさい!遅れちゃいましたっ!」

 荒々しく肩で息をしていて、額に汗を浮かべているある一人の男の子。

 小柄で可愛らしくて……皐月君みたいな感じがする。

 そう思い、彼の上履きをちらっと見ると赤色のラインが引かれていた。