最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「それで、僕の隣にいるのは天界・悪魔族の宵闇夕弥(よいやみゆうや)だよ。こいつ、堅物だけど仲良くしてやってね。」

「何勝手に言ってんだ、天。自己紹介くらい自分で言える。もう子供じゃない。」

 宵闇さんはそう言って、勢いよく会長さんを睨みつけている。

 うっ、宵闇さんはちょっとだけ怖いかも……。

 ……だけど、そんな考えは一瞬にして消え去った。

「柊木さん、変なところ見せてごめんね。改めて……俺は生徒会副会長、悪魔族の宵闇夕弥。これから、よろしくね。」

 ……あれ?宵闇さんの周りの空気が、心なしか柔らかくなった気が……。

 さっきの怖そうな雰囲気はなくなり、成生さんみたいなお兄さんみたいな雰囲気が漂っている。

 宵闇さんも、お兄さん気質なのかな?

 そんな発見をしてぼーっとしていると、さっき抱き着いてきた人がゆっくりと口を開いた。

「俺は……皇世妖(すめらぎせあや)……。高三で半妖……。生徒会書記、してる……。」

 眠たそうに目をこすりながら、私にもたれかかってくる皇さん。

 ……いや、先輩って呼んだほうがしっくりくる。

 ぼんやりとそんなことを考えながら、先輩のほうを見る。