最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 それでもドキドキは収まってくれなくて、自分の胸に手を当ててみる。

 ドキドキと激しく脈打っているのが真摯に伝わってきて、かあっと顔がまた熱くなってしまった。

 びょ、病気とかじゃないよねっ……!?

 心臓が異様なくらいドキドキしてるのなら、心臓病なのかとも考えられる。

 だけどそれだとあんまりピンと来ず、結局理由は分からないまま。

「あっ……先輩!申し訳ないんですけど、そろそろ戻ってきてくれませんかっ?」

 どうしてだろう……そんな無限ループに入りそうだった私を現実に引き戻してくれたのは、私のことを呼ぶ都真君の声。

 ……はっ、そうだっ!そろそろ戻らなきゃ、仕事が忙しくなるっ!

「い、今行くねっ……!」

 私は大きな声で都真君にそう返し、体育館内へと戻った。

 今は休憩時間だから、生徒さんも先生方もみんなフリー。

 だけど決勝とかの準備もあるから、生徒会役員は動き回らなきゃならない。

 生徒会はある程度人はいるけど、それでも人手が足りてないみたい。

 だから、頑張って私も動かなきゃ……!