最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 ううっ……は、恥ずかしいっ……!

「そ、そろそろ本部のほう戻りますっ!新さん、失礼しますっ!」

 私は咄嗟に口を突いて出た言葉で、その場を急いで離れた。

 踵をくるっと返し、体育館入り口ではぁ……とため息を吐く。

「さ、さっきの何だったの……?」

『お前が可愛すぎるから、過保護にもなる。』

 あ、あんなセリフを言われるとは思ってなくて……心臓が爆発しそうなほどドキドキと高鳴っている。

 ……だけど、どうしてだろう。

 ――今凄く、舞い上がってしまいそうなほど嬉しくなっているのは。

 新さんに言われた、可愛いって言葉。

 冗談だと思って流したかったのに、流したくなかった。

 ……否定、したくなかった。

 どうしてこう思うのかは、自分でも全く分からない。

 最近の私、どうかしてる……っ。

 新さんの言動にドキドキすることが増えたし、今だって言葉に表せないくらいの幸せに包まれている。

 と、とりあえず落ち着かなくちゃ……!

 そんな自分の気持ちを整理するために、ふぅ……と大きく深呼吸をした。