最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「俺はお前が心配なんだ。お前が可愛すぎるから、過保護にもなる。」

「へっ……?」

 か、わいい……?私が……?

 とんでもなくおかしな事が聞こえたような気がして、一瞬にして動きが止まる。

 そんなわけない、新さんの冗談。そうやって躱したかった。

 でも新さんの瞳はいたって真剣で、嘘を吐いているとは考えにくくなる。

 その瞬間、私の顔に熱が知らず知らずのうちに集中してしまった。

 可愛いわけ、ないのにっ……!

 可愛いだなんて今まで言われたことがなかったから、耐性なんてない。

 だけど新さんのその言葉が信じられなくて、瞬きを何度も繰り返す。

「わ、私可愛くなんてないですっ!」

「いや、神菜は誰よりも可愛い。」

「!?」

 否定したのに、強い言葉で肯定されてしまう。

 恥ずかしさというより、驚きのほうが強くて思わず固まってしまった。

 そ、そんなわけないって……。

 き、きっと可愛いって言うのは、わんちゃん大冒険のぬいぐるみを可愛いって思うようなもので……。

 自分の頬に手を持っていって、ぴとっと触ってみる。

 その途端にこれ以上ないくらいの熱が集中していることに、改めて気付く事ができた。