最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 新さんに対抗している成生さんや咲空さんも動きが俊敏で、会場を沸かせている要素になっていた。

 成生さんはバスケットボールを持ちながらも、観客席にファンサなるものをしているらしい。

 現に女の子たちが数名、保健室に運ばれちゃったと聞いている。

 だ、大丈夫なのかな……?

 そう心配していて不安になっていた時、新さんが私のほうを見て微笑んでくれた……気がした。

 一瞬だったから、誰に向けたものなのかは定かじゃない。

 それでもさっき、一瞬だけ視線がぶつかったから……もしかしてと思ってしまった。

 だけどそれ以上に大変なことが会場内で起こっていて、観客席は収拾がつかなくなってしまっている。

「さっき神々様微笑んだよね!?もう死んでもいい!」

「無理……尊すぎる……。あのパーフェクトフェイスで微笑まれたら尊死する……。」

「本当にヤバいって!心臓が冗談抜きで破裂する!」

「わぁ……。観客席大変な事になってるね。」

 その様子を見ながら天さんは呑気にそう呟き、面白そうに笑っている。