最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「創が言ってた人間はこの子かぁ~。」

 私の目の前に立ってる人が近づいてきて、私をじっと凝視している。

 うっ、来栖さんの時と、デジャヴっ……。

 ……と、いうか生徒会の皆さんがいるなんて、聞いてませんっ!

 そう思い、隅に立っている創さんに助けを求める視線を向ける。

 創さんはそれに気付いてくれたのか、私と目の前の彼を離してくれた。

「会長、栞さんが困ってるでしょう?それに、じっと見るのは失礼だと思いますが?」

「あはは、ごめんね創。面白そうだなって思っただけで、変な意味はないから安心してね。」

「なら、いいですけど……。ライバルが増えるのはごめんなんだよ。」

 創さん、最後何か言った……?

 小さくてよく聞き取れなかったけど気にすることでもないと思い、気にしないようにした。

 だけど、ここからどうすればっ……。

 一人であたふたとしていると、突然誰かに後ろから抱き着かれた。

 ……っ、へっ?

 急なことだったから抵抗も何もできず、すっぽりと誰かの腕の中に収まってしまう。