最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 うー……なんだか惨めになって来たなぁ、あはは。

 そう考えて一人で悲しくなっていた時、どこからかめいちゃんの声が聞こえてきた。

「栞ちゃーん!」

「え?……わっ、めいちゃん!?」

「えへへ、来ちゃった!」

 可愛らしく微笑んで私の目の前に浮いているめいちゃんに、思わず驚きの声が洩れる。

 だけどそのめいちゃんの可愛さにやられてしまった私は、ふふっと笑みを零していた。

「次皐月の試合だよ!栞ちゃん、皐月のこと見てて!」

「へっ?う、うん。もちろんだよっ!」

 私も皆さんの試合様子も見ておきたいし、すっごく楽しみだから見落としたくない。

 私が大きな声でそう返すと、めいちゃんは嬉しそうに顔をぱあっと輝かせた。

「良かったっ!」

 めいちゃんはそう言い、私の肩にちょこんと座った。

 その様子を見ながら、また無意識のうちに笑みを浮かべてしまう。

 めいちゃん、妹に欲しいっ……!

 そんなこと本人には言わないけど、こっそり心の中でそう思った。

「あっ、試合始まったよっ!ほらっ!」