最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 そんなことを思いながらも、私は夕弥さんの腕の中から逃れられたことにほっとする。

 それにしても、創さんが来てくれなかったら今頃どうなっていたんだろう……。

 いきなり抱きしめられるなんて思ってなかったし、一体夕弥さんは何がしたかったんだろう……?

 まさか、本当に私で癒しを……?

 一瞬だけ、そんなおかしなことを考えるもすぐに首を左右に振る。

 そ、そんな大それた能力なんてないっ……!

「はぁ……。栞さん、生徒会はこのように獣がいるんですから気を付けてくださいね。」

「け、獣、ですか……?」

 そうやって心の中で否定をしていると、隣から創さんの困ったような声が聞こえてきた。

 この前も都真君が似たようなことを言っていたけど、やっぱり意味が分からない。

 だけど私はこれ以上不思議に思っても何の進展もないと思い、「分かりましたっ!」と大きな声で言って頷いた。