最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 うんうんと首を縦に振り、一人で苦笑いを浮かべながらコーヒーをぎこちない手つきで淹れる。

 ……よしっ、一応はこれで良いかなっ。

 淹れたてコーヒーをゆっくりと運び、宵闇さんの元へと持っていく。

 宵闇さんは自分の席で、何やら作業をしているようだった。

 その間も資料やパソコンとにらめっこを続けていて、苦労が垣間見える。

 私もコーヒーをお届けしたら、手伝えることを手伝おうっ!

「宵闇さん、あの……これ、どうぞ。」

「わっ、ありがとう、柊木さん。」

 恐る恐る作業中の宵闇さんに声を掛けると、そんな言葉と共にコーヒーの入ったカップを受け取ってくれた。

「お、お口に合うかどうか、分からないですけど……。」

 初めてで素人が淹れたものだから、もしかしたら美味しくできていないかも……と考えてしまう。

 でも宵闇さんはカップに口をつけた直後、ぱあっと急に顔を輝かせてくれた。

「柊木さん、コーヒー淹れるの上手だね。凄く美味しいよ。」

「な、なら良かったですっ!」

 美味しいと言ってもらえ、さっきまで緊張して強張っていたからだから力が抜ける。