最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 ……あっ、そうだっ。

 リラックスできるものをうーんと考えこみ、ある事をぱっと思いつく。

 私は急いで給湯室に向かい、棚を開けてコーヒー豆を探した。

 た、確かこの辺りで見たような……あ、あった!

 高い棚だから取るのに苦労したけど、なんとかコーヒー豆の入った瓶を手に取ることができた。

 宵闇さんはいつも、お仕事終わりにブラックのコーヒーを嗜んでいる。

 だけど最近はその姿を見かけないし、お仕事に追われていて忙しそう。

 だからもしかして……と思い、コーヒーを淹れることにした。

 前に政府の人にコーヒーの淹れ方を教わったことがあるからなんとなくは分かっている。

 でも実際やるとなると、かなり難しかった。

 私は甘党だからコーヒーなんて飲んだことないけど、美味しいのかな?

 コーヒーを淹れながらふとそう考えたけど、すぐに首を左右に振る。

 そ、そんな勇気私にはないから、ぜ、絶対に飲まないっ……!

 コーヒーを作っても飲めなかったらもったいないし、慣れない事はするものじゃないよねっ。