最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 心の中で謝り、私はまだ地味に痛む足を気にしないようにして学校へと向かった。



 教室に荷物を置き、今日は生徒会室に向かう。

 確か、機材とかの最終確認があるんだっけ……?

 事前に聞いていた事を頭の中で思い浮かべながら、生徒会室の中に入る。

「お、おはようございますっ……!」

「あ、柊木さん、おはよう。」

 生徒会室の中にはまだ宵闇さんしか来ていなくて、静かで落ち着いた雰囲気が漂っていた。

 宵闇さんは資料を片手に持っていて、疲れたように息を吐いた。

「はぁ……。」

「宵闇さん、大丈夫ですか?随分お疲れに見えますが……。」

 眉間に皺も寄っているし、何かを悩んでいるんだと思うけど……宵闇さんが悩むなんて想像がつかない。

 みんなのお兄さんって感じがするし、包容力がありそうな宵闇さん。

 いつも生徒会の仕事を卒なくこなしているし、周りにも気が遣える優しい人。

 そんな宵闇さんが疲れているということは、きっと相当なものなんだろう。

 心なしか寝不足そうにも見えるし、少しリラックスしてもらったほうが良いかもしれない。