最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 私の言葉を聞いた理事長は、明らかに声色を一瞬にして変えた。

 それに気付き、私はすかさずそんな質問を投げる。

 すると理事長は、何かをごまかすように乾いた笑みで笑った。

《いや、何でもない。神菜さん、気にしないでくれたまえ。》

 気にしないで。

 その言葉に深い意味がありそうで、私は少しだけ理事長に疑いをかける。

 でもそれを悟られないように私は「分かりました。」と言って電話を切った。

「理事長、絶対何か知ってるよね……。」

 無意識に口を突いて出た言葉に、自分でも意味が分からなくなる。

 どうして理事長は咄嗟に誤魔化したのか。もしかして……何かを隠している?

 そんな疑問が頭の中に飛び交い、整理するために息を吐いた。

 まぁ、良いか。私が今気にしていても、現状は何も変わらない。

 私はそう納得させ、もう一つの仕事を遂行する為移動した。



「よし、誰にも見られてない。」

 私は周りを確認し、意味もなくため息を吐く。

 今私がいるのは、体育館の中心。

 ここに来た目的はただ一つ。