最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 神菜の頭をポンポンと撫で、落ち着くまでそうしてやる。

 だが、それは逆効果だったらしい。

「ごめん、なさい……。気を付けろって言われたのに、油断しちゃって……。」

 震えた声色でそう言う神菜の瞳からはじんわりと涙が滲んできている。

 あー……確かに気をつけろとは言ったが、仕方のないことだったんだろう。

 神菜もバレるのがどれだけ重大なのか分かっているだろうから、逃げるに逃げれない状態だったことが分かる。

 それは神菜の落ち度じゃないし、こっちももう少し対策しておくべきだった。

「神菜がそこまで思いつめる必要はない。俺も対策をしておいたら良かった。だからそんな辛そうな顔をするな。」

 お前がそんな悲しそうな顔をしていると、こっちも悲しくなってしまう。

 それにこんな顔にさせてしまったのが俺だと思うと、これ以上ないほど心臓が鈍く痛んだ。

 俺が余計な事を言わなければ、神菜に心配をかけずに済んだかもしれない。

 後悔が脳裏をよぎり、気を紛らわせる為に神菜の頭をよしよしと撫で続ける。