最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 ……まぁいい。神菜に直接聞けばいい話だ。

「僕は絶対お前に勝って、神菜をAnarchyから奪ってみせる。覚悟しとけよ。」

 再度来栖は同じようなことを言い、鋭い視線を向けてきている。

 はぁ……本当に救いようがない奴だな。

 俺はため息を深く吐き、呆れながら屋上を出ようと扉に手をかけた。

 その後、すぐに来栖のほうを振り返りドスの利いた声で言い放つ。

「お前はそうやって神菜をダシにしようとしている時点で、最低な奴だ。神菜を手駒にしているのと変わらない。」

 勢い良く扉を閉め、苛立ちながら舌打ちをして屋上から離れる。

 神菜をそんな風に扱うな。あいつはお前の好きな奴でもあるんだから。

 そんなことを思い、憤りを吐き出すために息を吐く。

 ……だが神菜を出された以上、こちらも手を抜くことは許されない。

 AnarchyとZenith対決は男のみの参加で、競技はドッジボールだったはず。

 メンバーは強い奴から選出されるから、俺や翔葉、疾風達が出るのは確定だ。

 きっとあいつらも、神菜を出されると本気でやってくれるだろうな。