最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 神菜は僕の瞳をしっかりと捉え、ふわっと花が開くように微笑んでくれた。

「私は気にしてませんので、謝らないでくださいっ!それに来栖さんは一回、私に謝りに来てくれたじゃないですか。」

「で、でも僕は……本当に取り返しのつかないことをした、のに……っ。」

「いえ、私はあの事についてはもう何も思ってません。た、確かに怖かったですけど……来栖さんは謝ってくれたので。もう私は、割り切っています。」

 僕の言葉に被せるように、神菜は首を左右に振った。

 ……っ、何で、何で君は……。

 ――そんなに、優しすぎるの?

「神菜、それは流石にお人好しすぎるよ……っ。もっと僕の事を責めてくれていい、罵ってくれていいのに……っ。」

 というか、そうしないとこっちも気が気でなくなる。

 あれだけの事をしてきたんだ。神菜は僕にそれ相応の罰を与えられるはず。

 だけどやっぱり、神菜は静かに目を伏せた。

「そんなことしません。私には、そんな権利なんかないので。」

「いや……あるはずだよっ!僕は神菜に相当酷いことをしてしまった。だから僕を、責めてくれ……っ。」