僕のほうが父さんより力は強いけど、今はそれさえも恐ろしくなってしまった。
本当に……正真正銘の、クズだ……っ。
「本当に、ごめんなさ――」
「謝らないでください、来栖さん。私、謝ってほしいわけじゃありません。顔を上げてください。」
……そんなわけない。いくら優しい神菜でも、あんなことされれば謝罪を求めるはず。
なのに、どうして……っ。
だけど僕は神菜の言う通り、恐る恐る顔を上げて神菜を見つめた。
神菜はその瞬間、周りを確認してから自分に頭に手をやって、黒髪を外した。
長い黒髪の中から見えたのは、やっぱり紛れもない神菜の綺麗な髪で、奈落の底に叩きつけられたようだった。
神菜だと認識させられて、目の前が真っ暗になる。
僕は……本当に取り返しのつかないことを……。
いくら人間が嫌いだからってあんなダサいことして……結局は自分に返ってきてる。
だから神菜は、僕の元に来て暗闇から出してくれたんだろうな。
今更そう思ったって仕方ないけど、改めて神菜の優しさを痛感した。
本当に……正真正銘の、クズだ……っ。
「本当に、ごめんなさ――」
「謝らないでください、来栖さん。私、謝ってほしいわけじゃありません。顔を上げてください。」
……そんなわけない。いくら優しい神菜でも、あんなことされれば謝罪を求めるはず。
なのに、どうして……っ。
だけど僕は神菜の言う通り、恐る恐る顔を上げて神菜を見つめた。
神菜はその瞬間、周りを確認してから自分に頭に手をやって、黒髪を外した。
長い黒髪の中から見えたのは、やっぱり紛れもない神菜の綺麗な髪で、奈落の底に叩きつけられたようだった。
神菜だと認識させられて、目の前が真っ暗になる。
僕は……本当に取り返しのつかないことを……。
いくら人間が嫌いだからってあんなダサいことして……結局は自分に返ってきてる。
だから神菜は、僕の元に来て暗闇から出してくれたんだろうな。
今更そう思ったって仕方ないけど、改めて神菜の優しさを痛感した。

