黒髪で黒い瞳だけど、眼鏡を外しているから僕には分かる。
ついさっき、僕は柊木栞に助けてもらった。
僕を狙った奴の仕業だと思うけど、全くと言っていいほど気付かなかった。
それで代わりに柊木栞がびしょぬれになって、僕がZenith室まで連れてきたんだ。
一旦は代表室で柊木栞が出て行ってくれるのを待とうとしたけど、どうして水の存在に気付いたのかが気になった。
僕でさえ気づかなかったのに、どうして柊木栞は気付いたんだろうか。
そんな疑問が脳裏をよぎり、思わず代表室から出てしまった。
……そして、今に至る。
「……っ、来栖さんっ……!?」
神菜は柊木栞の声で、驚いたような表情を浮かべている。
だけどすぐに、慌てて眼鏡をかけて苦笑いを浮かべた。
「な、何言ってるんですか……?私は、柊木栞ですよ……?」
焦っているような口調で眉の端を下げ、一歩後退した神菜。
……そんなわけ、ない。
僕はすかさず神菜の腕を掴み、眼鏡をもう一回外させた。
前髪も横に流し、顔全体が見せるように調整をする。
ついさっき、僕は柊木栞に助けてもらった。
僕を狙った奴の仕業だと思うけど、全くと言っていいほど気付かなかった。
それで代わりに柊木栞がびしょぬれになって、僕がZenith室まで連れてきたんだ。
一旦は代表室で柊木栞が出て行ってくれるのを待とうとしたけど、どうして水の存在に気付いたのかが気になった。
僕でさえ気づかなかったのに、どうして柊木栞は気付いたんだろうか。
そんな疑問が脳裏をよぎり、思わず代表室から出てしまった。
……そして、今に至る。
「……っ、来栖さんっ……!?」
神菜は柊木栞の声で、驚いたような表情を浮かべている。
だけどすぐに、慌てて眼鏡をかけて苦笑いを浮かべた。
「な、何言ってるんですか……?私は、柊木栞ですよ……?」
焦っているような口調で眉の端を下げ、一歩後退した神菜。
……そんなわけ、ない。
僕はすかさず神菜の腕を掴み、眼鏡をもう一回外させた。
前髪も横に流し、顔全体が見せるように調整をする。

