ぽかんと呆気に取られている柊木栞の腕を無意識に掴み、人気のない場所に強制的に連れて行く。
……なんか俺も、おかしいな。
普段女と関わらない俺が、関わりたくない俺が、自分からこんな奴の腕を掴むなんて。
だけど嫌な気は全くなく、ただひたすら無言を貫いてある場所に連れて行った。
人気のない非常階段に着き、掴んでいる腕を離す。
柊木栞のほうを振り返ると、腕が痛いのか一生懸命さすっていた。
……少し強く掴みすぎたか。
心の中でいつもはしないであろう反省をし、柊木栞にまず真っ先にこの事を確認した。
「お前は、どうして俺を怖がらない?」
さっきもそうだったが、こいつは俺に恐怖感を抱いている素振りがない。
それどころかこいつは俺の言葉を聞いて、きょとんと素っ頓狂な声を出す始末。
「……え?」
本気で理由が分かっていないような声色に、柄にもなく苦笑いを零したくなった。
こいつ本当に、何なんだよ。
俺は十分トラウマになる行為をこいつに行った。
普通なら、こんなけろっとはしていられない。
……なんか俺も、おかしいな。
普段女と関わらない俺が、関わりたくない俺が、自分からこんな奴の腕を掴むなんて。
だけど嫌な気は全くなく、ただひたすら無言を貫いてある場所に連れて行った。
人気のない非常階段に着き、掴んでいる腕を離す。
柊木栞のほうを振り返ると、腕が痛いのか一生懸命さすっていた。
……少し強く掴みすぎたか。
心の中でいつもはしないであろう反省をし、柊木栞にまず真っ先にこの事を確認した。
「お前は、どうして俺を怖がらない?」
さっきもそうだったが、こいつは俺に恐怖感を抱いている素振りがない。
それどころかこいつは俺の言葉を聞いて、きょとんと素っ頓狂な声を出す始末。
「……え?」
本気で理由が分かっていないような声色に、柄にもなく苦笑いを零したくなった。
こいつ本当に、何なんだよ。
俺は十分トラウマになる行為をこいつに行った。
普通なら、こんなけろっとはしていられない。

