その時、ある奴の後ろ姿が見えた。
あいつ……柊木栞か。
俺の目の前には急いで階段を駆け上がって行こうとしている柊木栞の姿があった。
やっぱ地味だな、この人間。
後ろ姿からでも分かる、いかにもがり勉そうな見た目。
俺はこの人間に何も用はない、俺は魔族であいつは人間。むやみに関わるべきじゃない。
……そう、思っていたのに。
「柊木栞。」
知らないうちに、そいつの名前を呼んでしまっていた。
俺の言葉に気付いたそいつはびくっとあからさまに肩を震わせながらも、すぐに俺のほうを向いた。
「な、何ですか……?」
……こいつ、何かおかしい。
一回しか会ったことない奴にこう思うのはどうかと思ったが、そんなことを思ってしまった。
俺がおかしいと思ったのは、こいつの態度。
俺のことを怖がっている素振りも見せない、むしろ落ち着いている。
こいつ……俺にされてたこと忘れてるのか?
そんな考えを脳内に巡らせ、俺は確認をする為すぐに行動に移した。
「ついてこい。」
「へっ?……わっ!?」
あいつ……柊木栞か。
俺の目の前には急いで階段を駆け上がって行こうとしている柊木栞の姿があった。
やっぱ地味だな、この人間。
後ろ姿からでも分かる、いかにもがり勉そうな見た目。
俺はこの人間に何も用はない、俺は魔族であいつは人間。むやみに関わるべきじゃない。
……そう、思っていたのに。
「柊木栞。」
知らないうちに、そいつの名前を呼んでしまっていた。
俺の言葉に気付いたそいつはびくっとあからさまに肩を震わせながらも、すぐに俺のほうを向いた。
「な、何ですか……?」
……こいつ、何かおかしい。
一回しか会ったことない奴にこう思うのはどうかと思ったが、そんなことを思ってしまった。
俺がおかしいと思ったのは、こいつの態度。
俺のことを怖がっている素振りも見せない、むしろ落ち着いている。
こいつ……俺にされてたこと忘れてるのか?
そんな考えを脳内に巡らせ、俺は確認をする為すぐに行動に移した。
「ついてこい。」
「へっ?……わっ!?」

