最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「咲空さんはやっぱり優しい人ですねっ!」

 こんな風に気軽にお話してくれて、一瞬だったけど笑いかけてくれて……。

 素直に思ったことを言葉にして伝える。

 でもその瞬間、咲空さんは私から視線を外してしまった。

「……っ。こいつ、何なんだよ……。」

 何かを咲空さんは呟いているけど、小さな声だったから私には聞こえなかった。

「咲空さん、さっき何か言いましたか?」

「いや、何でもない……が。」

 咲空さんはそう私に言ってまた小さく微笑みを見せてくれた。

 咲空さんもイケメンさんだから、笑うと破壊力が凄いなぁ……。

 そんな呑気な事を考えながら、改めてメールアドレスを交換しようとする。

 だけどそれをする前に、顎を優しく咲空さんに掴まれてしまった。

「さ、咲空さん……?」

 突然のことに驚いて、瞬きを繰り返す。

 な、何、この状況……!?

 咲空さんに顎を掴まれているため、首を動かす事もままならない。

 あたふたと慌てて視線を泳がせている私に、咲空さんは不意に妖艶な微笑みを浮かべた。