最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 だから、こういう時こそ頼るのは良くない。

 新さんの顔を見て、自分の気持ちを震え声で伝える。

 新さんもお話を楽しんでくれてるとはいえ、毎日はしんどいと思うし時間だって……。

「そんなの気にするな。俺がやりたくてやることなんだから、栞は気にする必要はない。」

 ……なのに、どうしてそんな風に言ってくれるんだろう。

「だ、だけど、生徒会だって帰る時間が何時になるか分からないですし……。」

「俺がお前と帰りたいんだ。……ダメか?」

 慌てて別の問題を提示しても、新さんは私に気を遣わせないような言い方をしてくれる。

 そ、それにダメかって……ダメなわけじゃない。むしろ、私も新さんと一緒に帰りたい。

 新さんは困ったように眉の端を下げて、あからさまにしゅんと項垂れている。

 わ、わんちゃんみたいっ……。可愛いっ……。

 きっと新さんに可愛いは失礼だけど、ついそう思ってしまった。

「だ、ダメじゃ、ないです……。でも、良いんですか……?時間とか、遅くなっちゃうかもしれませんし……。」