最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 だけど……きっと五十嵐さんは、怖くない人。

「さっきは急なことで驚きましたけど、怖がってはないです。きっと五十嵐さんは、良い人だから。」

「俺が、良い人だと……?」

 私の言葉に、眉間を皺を寄せて訳が分からないという表情をしている。

 そ、そんなに苦い顔されるとは思ってなかった……。

 だって五十嵐さんは、直接的に私に危害を加えてきたわけじゃない。ま、魔術は使われたけど……。

 だから本当は、優しいんじゃないかって勝手に思っている。

 あはは……これだからお人好しって言われるんだろうな。

 でもそう思われても、私は全然問題ない。本当に思っていることだから。

「はい。五十嵐さんのこと、最初は怖い人だって思っちゃいましたけど……今は全然思いません。私に直接的に攻撃しなかったじゃないですか。だからです。」

「……っ!?おかしいんじゃないのか、お前。俺はお前を殺しかけたんだ。直接的な攻撃だって何度もしている。なのにどうして、そんな平気な顔でいられるんだよっ!」

 五十嵐さんは私の言葉を信じていないのか、最後は強い語気で言われる。