最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 その言葉で私ははっと我に返り、創さんの質問に答えた。

「球技大会のお話をしてたんです。今年もAnarchyとZenithの試合をするってことになったから、守護を頼まれて……。」

 創さんは私のことを知っているから、こう言っても問題ないだろう。

 だけど創さんは私のその言葉に、何かを考えるようにして呟いた。

「守護、ですか……。それはAnarchyとZenithの為にするんですか?」

「え……?」

 創さんが呟いた言葉は、今まで聞いたことのないような低い声。

 不機嫌なのかと取れるその言葉に、私は思わずたじろいでしまった。

 AnarchyとZenithの為にって、そういうわけじゃないのに。

「私は理事長に頼まれたことを全うするだけです。なのでAnarchyとZenithの為では……ありません。」

 こんな事を言うのはどうかとも思ったけど、これは頼まれた事。仕事なんだ。

 あまり私情を持ち込んではいけないし、私は言われた事をするだけ。

 はっきりとした口調で、創さんにその事を伝える。