最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「父さん、電話かかってきてますよ。」

 その時、奥の扉から創さんが顔を覗かせて部屋の奥を指さした。

「あぁ、そうか。今行くよ。」

 理事長はその電話のあてがあるのか、すぐさま立って急ぐように部屋へと入っていってしまった。

 もう少しで、理由を聞き出せると思ったんだけどなぁ……。

 それに理事長の、あの意味深な言葉……。

『それに君を編入させたのは、誰だと思う?』

 あの言葉の意味も分からなかったけど、それよりも分からないことが心の中に残り続けている。

 ――どうして、理事長はあんな怯えた瞳をしていたんだろう。

 あの言葉を理事長が口にした時、微々たるものだったけど瞳が揺れていた。

 どの感情からなのかは分からないけど、何かがあるのは間違いない。

 だけど何を、理事長は私に隠しているんだろう?

 私に知られたくないこと?私が知っても意味ないこと?

 それとも……。

「神菜さん、理事長と何のお話をなされていたんですか?」

 うーんと頭を唸らせて考えようとした時、そんな創さんの言葉が聞こえてきた。