最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

『生徒、として通ってもらいたいんだ。』

 またあの言葉を反芻させて、理事長を強い眼差しで見据える。

 絶対に、それだけじゃないはず。そう、疑った。

 いつから疑い深くなったのかは分からないけど、”魔術師”の時は性格が変わってしまう。

 サバサバとしていて、仕事以外には集中しない人間。

 そのせいか政府の人たちからは”孤高の魔術師”として、呼ばれることもしばしばあった。

 私は気にしてはいないし、それはそれでいいと思っている。

 ……だけど、私は期待には応えられない。期待に応えるのが、怖い。

「それに君を編入させたのは、誰だと思う?」

「っ、どういうことですか……?」

 誰だと思うって、それは政府が仕事のために私を派遣したんじゃ……っ。

 でもその時、はっとある事に気付いた。

 まさか……あの勘が、当たったってこと……?

 編入した時の違和感……政府からの文面と理事長の説明が噛み合っていないこと。

 政府の意向だって文面には書いてあったけど、理事長は私を”呼んだ”と言っていたはず。