最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「君ならできるだろう?それに、他の生徒会役員も動いてくれるさ。神菜さん一人で背負ってほしいわけじゃない。」

 さっきの言葉をマイルドに包んで、期待に見た目でそう口にする理事長。

 私なら、できる……か。

 確かにできるかもしれない。隠れて魔術を使うことなんて、私にとっては序の口。

 だ、けど……。

「理事長、今更なんですが……聞きたいことがあるんです。」

「何だね?」

 理事長が顔色一つ変えずに私のことを見つめ返してくる。

 その視線には、どんな気持ちが混じっているのかなんて……汲み取れるはずがない。

 でも私は、自分を奮い立たせるように大きくこう尋ねた。

「どうして私を、月魔城学園に編入させたんですか。」

 強い口調、それに凛とした声で目の前の理事長に言い放つ。

 理事長は一瞬だけ、眉を動かしたけどすぐに笑みを浮かべた。

「君にここの学園の邪気を浄化してもらおうと思ったからだよ。それに言っただろう?君をこの学園の生徒として、迎え入れたかったって。」

 ……その言葉は、編入当初に聞いた今でも耳に残っている言葉。