最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「でも……何であんな急に……。」

 それだけがどうしても気がかりで、うーんと頭を唸らせてしまう。

 恋バナなんて今までしたことなかったし、そんな素振りもなかった。

 だから余計に気になってしまって、考え込んでしまう。

「そういう年なんだからじゃないのか?そう考えるのが、一番自然だろ。」

 うっ……確かに、新さんの言う通りかも。

 今までそんな話はしてこなかったとはいえ、急に恋に目覚めたりする人もいる。

 だから二人も、そういう感じなのかもしれない。

「そう、ですよねっ……!」

 私は新さんの言葉を脳内で繰り返しながら、うんうんと頷いた。

 きっと恋愛に興味が出たんだよねっ……。それか、一時の気の迷い的な……。

 少しだけ無理やりな気もしたけど、そう考えるのが妥当な気がしていた。



 次の日になって、教室でいつも通り三人と他愛ない話をする。

 その時の疾風君と和向君は、昨日のは嘘だったかのようにいつも通りだった。

 ……うん、やっぱり一時の気の迷いみたいなもの……だよね。