最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 そう考えると、生徒会に入るという意思が崩れる気がした。

「うっ……あ、新さん、私が生徒会に入ったら、今みたいにお話できなくっちゃうかも、です……。」

 新さんはきっと、私とのお話なんてどうでもいいだろうけど……私は、凄く寂しい。

 毎日のようにお話しているから、心にぽっかりと穴が開いた感じに襲われる。

「そうか……。」

 でもやっぱり、新さんはそんなことどうでも良いよね……。

「へ、変なこと言ってごめんなさいっ。さ、さっきのは気にしないでくださ……ひゃっ。」

 何でもないです、と言って笑おうとしたけど、それは新さんに阻止されてしまった。

 新さんに引き寄せられ、ぎゅっと力強く抱きしめられる。

「あ、新、さん……?」

 急に抱きしめられて、頭の中にたくさんのはてなマークが浮かぶ。

 だけどそんな私を置いて、新さんは抱きしめたまま言葉を紡ぎ始めた。

「話ができなくなるのは嫌だな。」

 私の耳の傍でそう言った新さん。

 その言葉に、私は妙に安心してしまった。

 あ、新さんも……そう思ってくれてるんだ。よ、良かった……。