最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 和向君は私の言葉を聞いて、何かを納得するように頷いていた。

 ……どうしちゃったんだろう。疾風君も、和向君も。

 いつもこんな私と笑い合ってくれている二人が、今日はおかしい。

「何で、そんなこと聞くの……?」

 驚きと緊張で張り詰めた空気を打破するために、やっと言えた言葉。

 それにさっきは、言わせてもらえなかったし……気になる。

 私の言葉に、疾風君は何かを考える素振りを見せた。

 でもすぐにいつもの人懐っこい笑顔を浮かべて、こう言い放った。

「ううんっ、ちょっと気になっただけだよ~。変なこと聞いちゃってごめんね~。」

 あ……口調が戻ってる……。

 はぐらかされたように躱されてしまったのには、少しだけ不満を持ってしまった。

 だけど……こういうのには突っ込まないほうが、身の為かな。

「しーちゃん、生徒会頑張ってね~!また明日~!」

「……う、うんっ。また明日……。」

 和向君はそうやって早口で言ってから、教室のほうへと向かっていった。

 生徒会室に向かわないといけないけど、戸惑いでその場から動くことができない。