最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 あの時の言葉には、裏がある気がしてならない。

 理事長もきっと、私のことを取り込みたいからそう言ってくれているんだと……思う。

 そう考えないと、自然じゃない。そう考えるのが、普通だ。

 あの言葉は嬉しかったけど、今考えてみても意図が分からない。

 私はここに来て、正解だったのかな……。

「わっ!?」

「……っ、うっ。」

 うーんと俯いて考え事をしていると、誰かとぶつかってしまったようで、後ろにこけてしまった。

 うっ……結構痛い……。

 だけどすぐにはっと我に返って、相手のほうを見た。

「大丈夫ですか!……って、な、和向君っ!?」

「しーちゃんだったのっ!?ごめんねっ、急にぶつかっちゃったりして……!」

 なんと、ぶつかった相手は急いでいる様子の和向君だったらしく、驚きの声を上げてしまう。

 和向君も背中辺りをさすっていて、相当痛いんだろうな……と思ってしまう。

「本当にごめんねっ!僕、前見てなくて……!」

「う、ううんっ!私も下向いてたから、ごめんね……!」