最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 ふぅ……もう今日は早めに生徒会室に行って仕事を終わらせよう。

 早く休んだほうが良いと思い、帰りの準備をして仕事に向かおうと教室を出る。

 疾風君たちとは最近一緒に帰っていない。

 生徒会の仕事があるからっていうのもそうだけど、魔術師の仕事があるからっていうほうが大きな理由。

 これなら自然だし、変に思われなくて済む。

 ボーっとそんなことを考えながらも、ゆっくり廊下を歩いていく。

 西日が入ってきて思わず目を細めて、視線を下に下げる。

 私……この学校に来て、良かったのかな。

 何の脈絡もないけど、ついそんなことが脳裏をよぎる。

 私はここにお仕事の為に来た。それ以上でもそれ以下でもない。

 だから……理事長が「もう仕事はしなくていい。」と言ったら、ここから退くしかない。

 実際、理事長から期間を言われたわけじゃない。だから、もしかしたら卒業までなのかも……。

 それに……。

『生徒、として通ってもらいたいんだ。』

 編入当初に言われた言葉を、頭の中で反芻させる。