最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 いつも疾風君はサバサバしていて、はっきりしているから……どうしたんだろうと不安になる。

 ……だけど、私にできる事はこれだけ。

「疾風君。悩み事があるなら、私に言って?まぁ、私にはそれくらいしかできないけどね……あはは。」

 いつも疾風君に助けてもらっているのに、私にはこれくらいしかできない。

 でもこれ以上突っ込むのも違う気がして、その言葉だけで留めた。

 相談に乗るくらいなら私もできるし、是非相談してほしい……!

 そんな意思を含めた視線を疾風君に向ける。

 疾風君はその私の視線に気付いたのか、一旦固まっちゃったけど恐る恐るこんなことを尋ねてきた。

「栞は……好きな奴とか、いるのか?」

「好きな人……?私、みんなのことは大好きだよ?」

 Anarchyのみんなのことはもちろん大好きだし、Zenithの人も大好きだ。生徒会の人たちとも最近打ち解けてきて、仲良くなっているとは思う。

 そんな気持ちを含めてそう言ったけど、疾風君は違うといったように首を左右に振った。

「いや、俺が聞きたいのはそうじゃない。……恋愛感情で、好きな奴はいるのかって聞いてんだ。」