最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 ん……?疾風君、何だかよそよそしい気が……。

 気のせいかもしれないけど、いつも合わせてくれる視線を合わせようとしてくれない。

 こういうのに突っ込むのはどうかとも思ったけど、つい気になってしまった私は単刀直入に聞いてみることにした。

「疾風君、何か悩み事でもあるの?」

「……っ、は?」

 私が恐る恐る尋ねると、疾風君から素っ頓狂な声が返ってきた。

 だけど疾風君のほうに視線を向けると、何かに怯えているような感じがした。

 ……何か、隠してる?

 その返事に、思わず不思議に思ってしまう。

 今まで疾風君、こんな風によそよそしくなったことなかったのに……どうしたんだろう。

「なんだか疾風君、いつもと違う気がしたから……何か悩んでるのかなって思って……。」

「……あー、まぁ、悩んでるって言ったら悩んでんのかな……。」

 首を傾げながら私は、水を買った疾風君に聞く。

 疾風君はそんな私の言葉に、歯切れの悪い曖昧な言葉を返してきた。

 こんな風に濁す疾風君、初めて見るかも……。