最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 「ごめんね。」と言って手を離そうとしたけど、明李君がその前に強く手を握り返してきた。

「ううん、大丈夫っ!」

「ほ、本当……?」

 いきなり手を握るなんて非常識かと思っていたけど、大丈夫なら良い、かな……?

 私は不思議に思いながらも、明李君の手を引いて教室へと戻った。



 ふ、ふわぁ……。ね、眠たい……。

 練習も終わり、今はお昼休憩の最中。

 でも私は疲れてしまっているのか、今凄く瞼が重たい。

 ううっ、運動不足かも……。

 このままだと眠っちゃいそうだ……。だけど、午後からの授業もあるのに……。

「……ちょっとお水買ってくるね。」

 私はそんな強烈な眠気を覚まさせるために、三人にそう言って教室を後にした。



 近くの自動販売機でミネラルウォーターを買い、教室に戻ろうと踵を返す。

 だけどその時に、ある人と目が合ったんだ。

「疾風君……?どうしたの?」

「あ、いや……俺も水買おうと思って。」

 振り返ると視線の先には疾風君がいて、何故か私から視線を逸らしながらそう言った。