最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「栞、ごめんね。急に抱き着いちゃったりして……。」

「う、ううんっ!大丈夫だよっ!ちょ、ちょっとびっくりはしちゃったけど……。」

 明李君は私の隣に座り直し、しゅんと分かりやすく落ち込んでいる。

 眉の端もこれでもかってくらい下がっていて、こっちも胸が痛んできてしまった。

「ほ、本当に大丈夫だからねっ!私のほうこそ、驚いちゃって固まっちゃってごめんね。」

 もしかしたら私の反応が明李君を傷つけちゃったかもしれない。

 そう思い、私も明李君に謝る。

「し、栞が謝ることじゃないよっ!僕が走ってきちゃったから……。」

 だけど明李君は申し訳なさそうな表情をしたまま、しゅんと怒られたわんちゃんのようになっている。

 う、うーん……そこまで明李君が責任を感じることでもないと思うけど……。

 明李君は優しいからきっとこう思っちゃうんだろうな……。

 その時、私の頭の上にピコーンッとある考えが浮かんできた。

「明李君、球技大会楽しみだねっ!私、イベント事大好きだから、みんなでできることがすっごく嬉しいっ!」