最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 あ、もちろん男女別だよ?

 最後は準優勝まで上り詰めた一年、二年、三年で決戦を行って、そこで優勝を決めるんだ。

 それで優勝した学年には副賞として、毎年豪華な何かがその学年の全クラスにある。

 どういう仕組みかは分からないけど、女子が優勝しても男子にも副賞があるんだよね。

 その副賞は、毎年違うから何なのか分からない。

 だけど豪華なのは絶対らしいから、みんなこうやって意気込んでるんだ。

 確かに、しーちゃんがいるんだったら安泰かもね~。

 しーちゃんは運動神経が良いから、優勝にすぐ導いちゃいそう。

 それに新さんの圧力もあるから、みんなしーちゃんのことをないがしろにしていない。

 しーちゃんはこの仕組みを分かっていないから、きょとんとしているけど……ふふっ、本当に不思議。

 自分の実力も分かってなさそうだし、何ならさっきは手加減してた気がする。

「栞、絶対あれ手抜いてるだろ。」

「あ、疾風もそう思うよね~。」

 隣でしーちゃんの様子を眺めていた疾風も、そう感じたのか小さく呟いている。