最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「明李、どんだけ栞のこと好きなんだよ。」

 疾風も同じことを思っていたのか、ダイレクトに明李君に言っている。

 本当、明李君のしーちゃん大好きなのは傍から見てたら一目瞭然だよね~。

 明李君はいつも笑顔だし、しーちゃんを離さない、離したくないってオーラが出ちゃってるから、すぐに分かるけどね。

「うんっ!新さんがライバルでも、僕はぜーったいに栞を諦めたりなんかしないからっ!」

 そう言いながら明李君は両手で拳を作って、これでもかってくらい意気込んでいた。

 ふふっ、本当に大好きなんだなぁ~……。

 ふと、そんなことを考えて笑顔を浮かべてみせる。

 だけどその時、胸の辺りにチクッとした痛みが走ったんだ。

 心臓病なのかな?とも考えたけど、それとは違った切ないような痛み。

 あれ……僕、何でこんなに苦しくなってるんだろう……。

 さっき、明李君がしーちゃんのこと好きだって言ってからずっとこんな風になっている。

 苦しくて悲しくて……言葉に表せないような痛み。

 その痛みは結局何なのか分からなかったけど、少しだけなら……見当がついていた。