最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

「天、それ去年の事ちゃんと分かってて言ってる?」

 その時、宵闇さんが悪態をつくようにため息を吐いてそんなことを言った。

 去年の事……?

 宵闇さんが何のことを話しているのかが分からず、首を横に傾ける。

 都真君も分かっていないのか、悩んでいるような仕草をしている。

 そうやって二人揃って悩んでいるところに、世妖さんがこんな補足を入れてくれた。

「去年……盛り上がりすぎて、体育館内の備品が壊れたり、生徒同士の怪我が多発したりした……。だから、危ないんじゃないかって意見も出てる……。」

 え、ええっ……!?そんなに……!

 何がどう盛り上がったらそうなるのかは分からないけど、確かにそれは危ないかもしれない。

 だけど、天さんは……。

「え?去年の事は覚えてるけど、そんなに危なくなかったと思うよ?それに、そうならない為に僕たちがいるんじゃん。だから今年は生徒会として動かないよ。危なくなったらFortの名を使って魔術を使えばいいから。」

 ……ん?

 さ、さっき、聞き覚えのない単語が聞こえた気がする。